自称中級者が語る、初級者向け脱出率を上げる方法
最初にお断りしておきますが、私も脱出ゲームを始めて3年という初心者をやっと脱皮したというレベルです。
なので、リアルガチ勢の方からは「そんなことねぇよ!!」とツッコまれるかもしれませんが、私がこの3年で学んだ脱出ゲーム慣れしている人のほとんどが実践している簡単なテクニック(?)をお伝えしたいと思います。
ポイントは時短!
まず、脱出ゲームでは特殊な知識が必要になることはほぼありません(稀に例外あり)。小中学生程度の日本語、英単語、一般常識を持っていて、四則計算ができればほぼ全ての謎が解けるようになっています。特殊な知識が必要な場合はゲーム内にヒントが隠されていることが多いです。
ですので、脱出ゲームは基本的に時間との戦いになり、「いかに無駄な時間を省くか」が脱出の成否を分けるポイントとなります。
少し話はそれますが、脱出ゲームではスタッフの方がヒントをくださるので、よほどのことが無い限り全体の90%くらいまで、最後の大謎かその一歩手前くらいまでは到達できます(『あと一歩でクリアできた。』『次にトライしたらクリアできるかも?』と思わせるのがの基本戦略だと思われます)。最後のいわゆる大謎に1秒でも多くの時間を残すことが重要となります。
今からご紹介する方法はどれも簡単で、すぐに実践できるので、脱出ゲームに参加される方はぜひ実践してみてください。
すぐにできる5つのテクニック
①棚や引き出しは、全部引っこ抜く
棚や引き出しの側面や裏にヒントが隠されていることが少なくありません。
また、引き抜いたあとの空間(下や横から覗かないと見えない所とか)にヒントがあることもあります。
とにかく禁止されている行為以外は全て試してみましょう。攻略テクニックではありませんが、引っこ抜いたものは高い所に乗せると危険ですので、床の隅にでも置いておきましょう。
②引っこ抜いたものは元に戻さない
せっかく引っこ抜いた引き出しなどを、丁寧に元に戻す方がたまにいらっしゃいます。
上述の通り、1秒でも時間を節約する必要がありますので、抜いた引き出しは必要が無い限り元には戻さず放っておきましょう。
また、他の人に既に調べたことを教える効果もあります。
2度手間を避ける意味でもすでに調べたアピールをしておきましょう(とはいえ、もう一度調べたら新しい発見があったということは多々ありますが…)。
③「なぜ?」「どうやって解いた?」と尋ねない
問題を解くと「どうやって解いたの?」とか「なんで分かったの?」と尋かれることが多々あります。
気持ちはとてもよく分かりますが、最後にまとめて解説があるので、その時にじっくり聞きましょう。
リアル脱出ゲームでは情報共有はとても重要ですが、既に解けてしまった問題の情報を聞いても後の問題に使える時間が減るだけです。
ただし、解いた問題の解き方を再度別の問題で使うことがあります。
問題自体はできるだけ把握しておいて、「これはさっきの問題を使うのでは?」と思ったときは解いた人に聞いてみましょう。
矛盾することを言うようですが、解いた問題の情報開示は積極的に行ってください。
途中の問題の情報を再利用する場合、情報を共有していないと他の人がその情報を知らないまま失敗するというパターンがあります。
何度か参加していると再利用する謎がなんとなく分かるようになりますし、情報共有もポイントだけ伝えられるようになります。
④2分考えて解けない問題は別の人に頼む(コレはネットでもたまに見かけます)
脱出ゲームではパズルや迷路を除いて解くのに時間のかかる問題が出ることはあまりありません。解き方に気づけば小学生でも解けるものがほとんどです。
2分考えて解き方を思いつかないようでしたら、他の方に任せて、ちがう問題に取り掛かるのが無難です。
その問題が得意分野の人がチームにたいてい一人はいます。
開始前に得意分野、不得意分野を共有しておくのがオススメです。
また、公演に出てくる問題の大半は既出の問題の変化形または応用形です。
ベテランがチームにいる場合は積極的に頼りましょう。
⑤あきらめない
意外と途中であきらめる人多いです。
閃きさえすれば問題自体は難しくないことが多いので、最後の3分くらいでバタバタっとクリアできることもままあります。
また、ガチ勢がバンバン進めるので、『自分がすることがない』と何もしない人もお見掛けします。
そんなことはありません!!
何度も脱出ゲームに参加していると、『ここまでこうだったから、この後こうなるだろう』と無意識に展開を読んで考えがちになります。
作成者側はそういう『謎解きに慣れているが故の盲点』を狙って突いてきます。
ヒラメキが重要なので、あなたの一言から急に道が開けて脱出成功!なんてことは日常茶飯事に起こります。
とにかく思ったことはすべて口に出してください。
ガチ勢に遠慮することは全くありません。
実際にラスト20秒で初心者の方の一言から閃いてクリアしたこともあります。
「謎クラ(≒謎ガチ勢)と同卓して嫌な思いをした」という口コミをたまに見かけますが、私の知っている限り基本初心者に優しい方が多いです。
ただ公演中は謎クラも必死なだけ。
私も含めて謎クラはコミュ障気味な人が多いだけ。
気にせずガンガン発言していきましょう。
せっかく参加しているのですから、あきらめて時間を無駄にしたら損ですよ。
一緒に頑張りましょう
これら5つを実践するだけでかなり脱出できる確率は上がると思われます。とはいえ、もともと成功率の低いゲームです(ガチ勢で固めたチームを含めても成功率は15%~25%ですので、普通のチームで10%程度、初心者中心のチームだとそれ以下かと思われます)ので、脱出できなくてもお気になさらず。とにかく楽しんでトライし続けてください。そのうちに慣れて脱出率も上がります。
同志が増えるととても嬉しいです。
デバッグプレイ 紀州鉄道からのSOS
和歌山県御坊市主催の謎解きゲーム『リアルサスペンスゲーム~紀州鉄道からのSOS~』のデバッグ公演に参加させていただきました。
日本一路線が短い私鉄、紀州鉄道の車輌を借りきって行われる珍しい公演。
始発駅の御坊駅から終点の西御坊駅に到着するまでに解ききらなくてはいけないかなり難関な謎解きです。
貸し切りなので、探索ありです。
もともと紀州鉄道では駄菓子列車というイベントを開催していて、駄菓子などで飾り付けられている車輌内を探索し、謎を解いていきます。
紀州鉄道に乗るのは初めてですが、制限時間が厳しいため、景色を見ている余裕はまったくありませんでしたw
今回はデモプレイだったのでお目にかかれませんでしたが、本番ではちょっと凄めの仕掛けが登場するそうです。
御坊駅は新大阪から特急くろしおに乗って1時間40分ほど。
2回、各10人だけの公演だそうですが、キャンセルがあったため、まだチケットはあるそうです。
申し込みは下記から
http://www.city.gobo.wakayama.jp/topics/1576127178336.html
※本公演は終了いたしました。
謎近グルメ 京都アジト編その1
トラットリア サルティンバンコ
京都アジトから南西に歩いて7分。
オシャレなイタリアンです。
以前に謎解き後にフラフラ食べ物を探してうろついているときに見つけました
ランチはAコース1,800円、Bコース3,500円(税別)。
我々はAコースしか頼んでいませんが、前菜が一口サイズで10品くらい、パスタ(3種類から選択)、デザートと飲み物がついていて、お得感があります。(写真撮るのを忘れました。すみません。)
どれもとてもおいしく、量もあり、しっかり堪能できます。
人気店でランチは要予約です。
巨大監獄からの脱出@ひらかたパークbySCRAP
記念すべき最初の投稿は
『巨大監獄からの脱出』bySCRAP!!
謎難易度: ☆☆★★★ 2.0
謎の物量: ☆☆★★★2.0
探索: ☆☆★★★2.3
シナリオ・演出: ☆☆☆☆★4.3
没入感: ☆☆☆☆★3.7
ユニーク度: ☆☆☆☆★4.0
初心者オススメ度:☆☆☆☆☆4.8
※こちらの点数はTwitter等でのアンケートをもとにしております。ご協力いただきました皆様ありがとうございました。
夜の遊園地シリーズで、普段は入れない夜の遊園地を競歩(走るのは禁止w)しながら謎を解いていくタイプの公演です。
昨年開催された竜の夜からの脱出@ナガシマスパーランドを失敗していたので、とにかく気合いを入れてコスプレをしていきました。
謎は比較的簡単で、量も少なめでしたが、しかし、このシリーズには謎以外の難敵が…
広い遊園地で行われるこの公演、とにかく園内を歩き回ることになるので、マップをある程度頭に入れておかないと、
迷子になって競歩し(走るのはNG)回り、時間を大幅にロスすることになります。
去年の遊園地脱出はこれで失敗したと行っても過言ではない(言い訳)
ということで、迷子になりがちな人は必ず!方向感覚の鋭い方を連れていくことをオススメします。
我々も助っ人として地図に強い弟夫婦に急遽参加してもらいました。
内容はとにかくノリノリ♬
遊園地パーティの中で脱出するみたいな楽しさを味わえます。
演出も楽しくて没入感も高いので、初心者の方にも超オススメです。
余談ですが、夜の遊園地はとてもキラキラしていて綺麗でした♪
Escape ◎saka
Escape Osaka ~暗黒の座禅~
謎難易度: ☆☆★★★
オススメ度: ☆☆☆☆☆
謎の物量: ☆☆☆★★
初心者オススメ度:☆☆☆☆☆
探索: ☆☆★★★
仕掛け: ☆☆☆☆☆
没入感: ☆☆☆☆★
このタイプは上海型というらしいのですが、ルーム型の一種で、極力見立てを排した仕様になっています。
これにより脱出ゲームの要とも言える没入感が断然上がります
本業がマジシャンという方々が作っていらっしゃるので、自作の鍵があったりと、とにかく仕掛けがこっています
難易度は低めですが、やってて非常に楽しいです。
探索はほとんどありません。
あと、運営してるお兄さんたちも非常に明るいです。
『コレ大阪デ最先端ノふぁっしょん。まじかっこイイネ~』
とか言われて、次回作への期待も込めてTシャツを買ってしまいましたwww
(グッズと思えないしっかりしたTシャツです)
英語、韓国語、など多言語に対応されていて、我々の前は外国人の団体さんでした
とてもおすすめです。
今次回作を作ってるらしく首をなが~~くして待っております。
十人の憂鬱な容疑者
十人の憂鬱な容疑者
謎難易度: ☆☆☆☆★
オススメ度: ☆☆☆☆☆
謎の物量: ☆★★★★
初心者オススメ度:☆★★★★
探索: ☆★★★★
仕掛け: ☆☆☆☆☆
没入感: ☆☆☆☆☆
前から下北沢アジトでやってたのに行きたかったのがナゾコンに来たので早速やってきました(と言っても行ったのはだいぶ前www)
集められた10人の容疑者、いったい誰が犯人なのか!?
とゆーよくある推理小説のパターンw
その集められた容疑者の役を参加者が担います
え?この中に成功条件が違う人が1ないし2人くらいいるのでは?
他人がウソつく可能性があるんでは?
とか思っている中、公演スタート!
いざ始まってみると小説を読み進めるかのように次々と真実が浮かび上がってきます。
が、どれが犯人に繋がる情報なのか?
どれが重要でどれが重要でないのか?
情報の取捨選択が常に求められます。
しかも、小説と違い1時間というデッドラインが刻一刻と迫ってきます。
なんとかして犯人を暴き出さなければ~!!
といった内容です。
これは面白かった\(^o^)/
偶然と直感により、無事犯人を見つけ出し、脱出成功しました。
この公演、脱出とゆーよりは、推理小説の中に入れるイベントといった謎解き
謎の量と時間が絶妙!
コレ、面白いし好きなので、ぜひ続編を出してください